ふりかえり 〜準備編〜

小名浜本町通り芸術祭2017、本年も無事終了いたしました。

ご来場くださった皆様、関係者の皆様、ご協力いただいた全ての皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。

今回は写真でふりかえり 〜準備編〜です。

(文・写真 高木)



5月14日

写真×まち歩きワークショップ『KAZIRO PHOTO TOUR』開催。案内人は江尻浩二郎さん。カメラアドバイザーは中村幸稚さん。あいにくの雨模様でしたが、古墳や薬師堂など、普段あまり知る機会のない下神白のスポットを知ることができました。詳しいレポートは本サイト内にまとめてありますので是非ご覧ください。

6月4日

『シオカゼマルシェinリスポ』開催。初のリスポ開催。リスポ内の空いたスペースがマルシェに大変身。オープン直後からたくさんのお客様で大にぎわい! 

6月11日

『レッツ!スケッチ!リスポ!』開催。晴天なり。中学生も参加してくださいました。みんなが描いたいろんなリスポ。スケッチイベントはこの後3回行いました。

7月2日

『小名浜ウォーキングツアー 学歩(まなぼ)〜富ヶ浦編〜』開催。案内人は江尻浩二郎さん。移転する前の鹿島神社の跡や、「おふんちゃん」と呼ばれている小名浜の富士山を巡りました。こちらも詳しいレポートはそちらの記事をご覧ください。写真はおふんちゃん山頂より眺めた小名浜の町。最高の景色。

7月15日

芸術祭とは関係ないのですが、7年ぶりに海開きした薄磯海水浴場へ。そこで「鳴砂」をゲット。のちにこの砂は『学歩ジオラマ』の砂浜に使用しました。キュッキュ。

8月6日

『サンマパレードの華麗な噂が』展の試作。材料や見え方などを検討。よし、うまくいきそうだ。

8月13日

『KOJO PHOTO TOUR』のロケハンに。

8月27日

『KOJO PHOTO TOUR』開催。かつて何もなかった小名浜の西のこの地区が工場地帯として発展していった。昭和37年に新産業都市に指定。常磐炭鉱閉山後の雇用の受け皿になったという。

小名浜の工場地帯の勇姿をカメラに収めに出かけました。

8月31日

フクシノワ × オナハマリリックパンチラインの楽曲プロジェクト『フクシラップ大作戦』第1回レコーディング。pragwonoくんのスタジオにて相馬のヘルパーラッパー TAWA a.k.a 殿くんとREC。その後、名古屋の福祉ラッパーLot FALCONくんのバースが届きました。そしてプロデューサーpragwonoの手によりめちゃくちゃ渋い『フクシラップ大作戦』が完成しました。Naranja10くんとcultivateくんのラップは今回も冴え渡っています。

9月初旬某日

『学歩ジオラマ展』会場で常時上映するビデオ制作のロケ。制作は我らがOUTBACKfilm。下神白の千速古墳、おふんちゃん、君ヶ塚古墳を撮影。そしてこの日、まるでロールプレイングゲームのような展開で、小名浜の歴史に超詳しいお方と偶然出会う。連絡先を交換し、後日図々しくも本当にご自宅に遊びに行きました。

9月初旬某日

『学歩ジオラマ』展に向け、偶然出会った小名浜の歴史に詳しいある方のお宅に訪問。なんと90歳。自分史を書き続け、現在2万8千ページになっているという。まさに大賢者。また遊びに行きたい。ご自身の戦争体験のお話は震えました。本当に貴重なエピソードをありがとうございました。写真は直筆の郷土史。

9月10日

いよいよジオラマ作り開始。なんせ作ったことがないので、お得意の見よう見まねの見切り発車。これが仇となり、のちに我々を苦しめることになろうとは、この時誰も予想していなかったのである!

この日は300点の『小名浜昔写真』を額装するための作業も同時進行。300点すべてにキャプションをつけて展示できる状態にするってスッゲー大変。いつも軽いノリで始めて余裕ブッこいて実際ヤバ目な状態に陥るというのが小名浜本町通り芸術祭のスタイルとなりつつある(スミマセン)。昔写真はいわき市のふるさと発信課さんからお借りしました。その数なんと2000枚! そっから300枚に厳選し、独断と偏見でレア度のランクを星3〜5の3段階に分け、星3はL版、星4はA4版、スーパーレアの星5はA2版にプリントしました。

9月12日

開催まで1ヶ月もないこの時期にようやくチラシ完成。予算を究極にケチってとんでもなく薄い紙に印刷したらスケスケの面白いチラジが出来上がった。なんとこの不思議なくらい薄いチラシが大好評! 棚から牡丹餅とはまさにこのこと。

9月16日

リスポの屋上でビアパーティーの日。去年芸術祭で作った「リスポラップ」のミュージックビデオをこの会場で初公開。リスポの屋上に入れるのも、この日が最初で最期。ビアパーティーは大盛り上がりでした。

リスポラップのMVはこの後、ネットで公開され、facebookでは1週間で1万再生を超えました。youtubeでも見れます。『RESPO いつもここにある』で検索してみてね。

9月17日

雨。この日はワングラさん主催のワークショップ『GYO-TAKU  ぼくらのおさかな図鑑を作ろう』に「さんまのおじさん」として実行委員長の高木が講師的な感じで参加してきました。久之浜で水揚げされる魚たちを子供達といっぱい作りました。芸術祭の日に小名浜のシャッターを彩りました。

9月末

毎晩毎晩ヘロヘロになりながらジオラマ作り。フクシノワ早坂さんの手先の器用さが炸裂!差し入れのレッドブルを頼りに、まるで締め切り直前の漫画家のごとく寝ても覚めてもジオラマ作り。制作をしながら小名浜の歴史を調べ、マジでハードコアでした。

海の模様を描くのに10時間費やしたり、土台の発砲スチロールに障子紙の要領で紙を貼ったら、翌朝反り返っていたり、次から次へと発生しなくていいクエストが発生しまくりました。この時の僕たちは気づかなかったけど、ジオラマ作ってる時何回かレベルアップの音がしていたことでしょう。

9月30日

アリオス主催『感覚の洗濯』』ワークショップ開催。このワークショップで生まれたスケッチと、リアカー「感覚の洗濯号」は小名浜本町通り芸術祭に出品していただきました。このワークショップすごく良かったです。いつもの公園が洗濯物で彩られ、たくさんの人たちが集まってきて楽しかったです。

10月5日

展示のテキストを書いたり、シオカゼマルシェの飾りを作ったりと準備の日々。みんなヘロヘロの向こう側へ。空耳アワーをyoutubeで流しながら同じネタで何度も笑ったりして、ゾーンに突入していたようです。

リスポのPOP職人高野さんに手書きポスターをプレゼントしていただきました。

10/5。この日から当日まで、僕のカメラには何も記録されていませんでした。きっと必死こいてテキスト書いていたのでしょう。

これで準備編はおしまい。次回は当日のふりかえりです。お楽しみに。

小名浜本町通り芸術祭 2020

小名浜の本町通りで繰り広げられる市民手づくりのDIY芸術祭です。 2020年開催 2020年に向けて様々なワークショップを随時開催していきます。